非常に分厚い本をなんとか読み終えた
2052、この本は1972年に出た「成長の限界」という本の最新続編だ
成長の限界、この本のことを知ったのは、去年あった愛媛大学での
植物工場の経営のためのセミナーだ
「1972年の時点で、人口爆発や資源の枯渇、環境破壊などについて、ピタリと予測している本がある」
なんだって・・・・・
資源の枯渇や環境問題が盛んに報道されるようになったのは、僕の感覚だとここ15年くらいのものだ
その流行りにのって、僕が農学部を目指したのが約10年前
それよりも30年前、日本がオイルショックでトイレットペーパー騒動なんかしてる時に
すでに、今現在世界の大きな問題と言われていることが本になっていたとは・・・・
しかも、予言ではなく予測
システムダイナミクスと呼ばれる学派の人たちが出したこの本は
コンピューターの計算によって出されたデータが根拠になっている
興味深すぎるでしょ
むしろこれを知らなかった自分が恥ずかしい
システムダイナミクス学派には
「世界が100人の村だったら」の元ネタを書いたドネラメドウズや
「学習する組織」のピーターセンゲなんかがいる
僕はこの人たちの支持者だ
数値やモデルを使って単純化して説明してくれるし
かつ「あくまで単純化したもので、すべてを表せるものではない」と説明してくれるこの人たちの考えは
「世界に平和を」とか「生き物を尊敬しましょう」なんて言ってる
よくわからん非政府組織とか、極端なナチュラリストの人たちの主張よりもだいぶ受け入れやすい
あーゆう人たちは大体人の気持ちをメインの議題にして意見を言ってるように見えるけど
今現在富を得ている人たちの気持ちはどうやって尊重するつもりなのだろうか?
そんなシステムダイナミクス学派の中で
成長の限界を書いた一人
ヨルゲンランダースによる、成長の限界の最新版がこの2052だ
1972年の成長の限界からの40年を鑑みて
2012年から2052年までの40年がどうなるのか予測している
正直、この本の内容は非常に複雑なので、僕に簡単にまとめることはできない
ただ、僕よりも下の世代、子供の世代のために、この本で取り上げられている内容について
もっと勉強して、自分が何をしていくべきか考えて、実践していく必要があると思った
世代間の格差というのは、僕が常日頃感じていることだ
バブルのころを懐かしむ映像作品がもてはやされたりするが
そのころのような物質至上主義はもうありえないし
むしろ、その時の浪費のつけを背負う運命にある僕ら世代をどうしてくれるんだ?
今僕らが考えていることを、下の世代はもっと痛烈に感じるはずで
そのとき、僕は子供なり子供の世代なりにどういう努力をしてきたか説明できるようにしておきたい
それは、いまの僕のサーカス活動にも、僕の中ではつながっていることで
それも含めて、思いついたとき、行動したときは、このブログで発表していこうと思っている
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