コミックボンボンはすでに休刊した雑誌だ
88世代である僕が小学生だったころは、「コロコロか?ボンボンか?」っていう二大派閥があったんだけど
コロコロがメジャーどころとタイアップしてるのに比べて、ボンボンは基本的にマイナーモノや二番煎じが多かった
それで、今現在も続いているコロコロと違って、あえなく休刊
しかし、マイナーだからこそなのか、小学生向けとは思えない風刺的な内容があったり
タイアップしてても、かなり漫画家のオリジナル要素が強かったりしてたので
僕ぐらいの世代でボンボンの漫画のファンは根強くて、ボンボンが好きだったらすぐに友達になれたりする
当然復刊の需要も多くて、お試しのオムニバス形式だったサイボーグクロちゃんガトリングセレクションを皮切りに
[amazonjs asin=”4063761894″ locale=”JP” title=”復活! サイボーグクロちゃん ガトリングセレクション (KCデラックス)”]復活ボンボンシリーズとして「新装版ーー」がたくさん出ている
その中で僕が当時読んでいた作品を好きなのも、そうでないのも紹介してみようと思う
サイボーグクロちゃん
[amazonjs asin=”4063773582″ locale=”JP” title=”新装版 サイボーグクロちゃん(1) (KCデラックス)”]前述したように、「復活ボンボンシリーズ」のきっかけになった漫画
小学生向けのかわいい絵柄のサイボーグ猫がガトリングで街を破壊していく漫画
シュールなギャグを基調として、人間社会には責任を持たなくていいサイボーグ猫クロちゃんが
シニカルな熱さを原動力に、目に映った社会的な不条理をガトリングで破壊していく
小学生向けなのか、大人向けなのかわからない、まさしくこの時期のボンボンを代表するオリジナルキャラクター
サイボーグクロちゃんは漫画全体でも僕の一番のおすすめで、以前単体で記事も書いたので
興味があったらこちらも読んでほしい
メダロット
[amazonjs asin=”4063768635″ locale=”JP” title=”新装版 メダロット ヒカル編 (KCデラックス)”]初代ポケモンがヒットしてすぐあと、ポケモンのパクリとおぼしきゲームがたくさんあったけど
その中で唯一、独自のシステムが面白くて、第9弾(メダロット9)まで続いたゲームのタイアップ
基本は、メダロットと呼ばれる戦わせて遊ぶロボットを通した、少年たちの日常からの冒険もの
ただ、SFテイストがやたら強いのが特徴で
メダロットの心に当たるメダルは隕石落下現場から発掘されているものだ
宇宙から飛来したものなのか?メダルには「カブトムシ」や「サル」などの属性が付いているがこれは何を意味しているのか
その未知のメダルというものを使って研究するに飽き足らず、子供のおもちゃとして利用しているのはどうなのか?
漫画全体から若干だけ漂う、不安な雰囲気がSF色が強い設定に華をそえている
新女神転生デビルチルドレン
[amazonjs asin=”4063768368″ locale=”JP” title=”新装版 真・女神転生 デビルチルドレン(1) (KCデラックス)”]新女神転生シリーズは、ポケモンよりも前からあるRPG
悪魔や天使や神などが存在する世界とパソコンを結び付けて、悪魔をパソコンで召喚して使役しながら冒険を進めるゲーム
それのゲームボーイ版として主人公をそれまでの青年から少年少女に変えて、キャラクターも少しかわいい目にしたゲームのタイアップ(この方向転換も多分ポケモンのあおりをうけてるだろうな)
正直かなりポケモンよりになっている雰囲気のゲーム版とは違って
漫画版は元々の女神転生をグロめの異世界バトルものにした感じ、荒野の場面が多いね
ゲームでは何となく味気なくなっちゃってる、ポケモンとは違って一度仲間が死んだら生き返らない設定とか
魔界を旅していて、主人公がその地域のボスを占領して、新しい領主になる設定とか
(表向きは歓迎している雰囲気だったのを、仲魔に「占領したお前が怖いだけだよ」って指摘されるとか)
そういうのをキッチリ描いているので、全体的にハードな印象
女神転生のサイバーな感じはちょっとなりを潜めているけど、それが逆にハードさに磨きをかけている
がんばれゴエモン
[amazonjs asin=”4063769119″ locale=”JP” title=”新装版 がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻 (KCデラックス)”]コナミのアクションRPGシリーズとのタイアップ
ゴエモンシリーズは回を重ねるごとに、SF要素が増えていくんだけど
ゆき姫救出絵巻のころは、江戸時代の各地を戦いながら旅するって色合いが強い
漫画は一応冒険ものとしてストーリーが進んでいくけど、基本的にはギャグお色気漫画
「お色気」という言葉がこれほど似合う漫画もないだろう
小学生向けにしてはちょっとアクが強すぎるというか
公園で見つけたエロ本の表紙みたいなレベルのエロ要素(単純に脱がすとかね)
僕が羞恥ものとか好きなのは、この漫画の影響かもなぁ
昔はドキドキしたけど、今はまぁ多少の嫌悪感ぐらいしかないかな
ゲームがふつうにおもしろいよ
ロボットポンコッツ
[amazonjs asin=”4063769240″ locale=”JP” title=”新装版 ロボットポンコッツ グレイテスト編(上) (KCデラックス)”]ざっくり言うとあからさまなポケモンのパクリであるゲームとのタイアップ
メダロットの場合は、同じように手持ちの駒でバトルする形式でも、カスタマイズのシステムが違ったけど
これは捕まえて育ててってシステムとか、手持ち駒のことを「ポケモン」みたいに「ロボポン」ていうところとか
かなりあからさまに一緒
ただ、ロボポンはポケモンと違って、かなり不愉快な奴らで
明らかにうんちがモデルの「ゼリクソン」とかおかっぱゴリラニューハーフ型の「ヌーハーフ」とか
どこを狙ってるのかわからない感じのゲームだった
漫画のほうは、キャラクターを大分見やすくカッコよく改変していて
主人公のユースケが熱血漢で、仲間のロボポンを自分を犠牲にしてでも大切にしたり
結構読みやすい熱いバトルものになっている
・・・・ただ、なぜかこの漫画女性キャラがみんな爆乳なんよね、作者の趣味だろうけど
子供のころはそこまで疑問に思わずに熱いバトルものとして読んでたけど、今見ると爆乳が目障りすぎる
ゲームの熱い改変も、ただで終わらないあたりボンボン漫画らしいといえばそうだけど
ぜひ一度手に取ってみてね
SDガンダム系
[amazonjs asin=”4063931218″ locale=”JP” title=”新装版 超武者ガンダム トウ覇大将軍 (KCデラックス)”]復活ボンボンシリーズ
なぜかSDガンダム系のシリーズがやたらと出されているね、企画者が好きなのかな
僕はSDガンダムの良さはいまいちわからなかったのであんまり読んでないから、解説はできない
今でもあるシリーズで言うとスパロボみたいなSD化されたガンダムを、騎士風にしたり武者風にしたりして
それぞれキャラクターを与えて、それぞれの冒険なり戦争なりのストーリーが展開されていく感じだったと思う
[amazonjs asin=”4063931102″ locale=”JP” title=”新装版 SDガンダムフルカラー劇場 冬やすみ (KCデラックス)”]あ、SDガンダムフルカラー劇場に関しては、これらのシリーズとは全然別で
SDになったガンダムキャラによるほんわか4コマ漫画ギャグなので
ガンダムが好きな人は面白いと思う
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