こんにちは、高知 四万十町在住パフォーマーの松葉川健一です。
今日は「1年前の自分から手紙が来る」という今時珍しいことが起きたので
だらだらと感想なんかを書いていきたいと思います。
手紙の内容
一年後の自分への手紙 2017年7月29日
この初任者研修を受けだしたときは、
今の仕事を続ける意思がまだ固かったけど
受講期間中に仕事を変える可能性が出てきた
本当にこの手紙の封筒に書いた住所に住んでいるかわからない
農業をしているか介護をしているかわからないけど
この研修がきっかけの一つになったのは間違いない
ひいてはイトさんの死がきっかけになったわけなので
そう思うと悪い気はしない
変化するのはおもしろいね
手紙を出した背景
ずいぶん、とりとめのない内容ですが、手紙なんてのは、そんなものということで
この手紙は去年の4月から7月までの間の土曜日に毎週毎週受けていた、
介護職員初任者研修の最後の授業で書いたものです。
介護の仕事に従事する人は、その経験年数と資格の受験でキャリアアップしていくようで
初任者研修はその入り口というところだったと思います。
当時僕は愛媛でフルタイムの会社員をしていましたが、
その2月に弱ってしまっていたおばあちゃん(去年受講期間中に亡くなりました。)の様子を見て
何か行動しなきゃという衝動に駆られて、受講を決めました。
ブログ記事と比べて
この初任者研修を受けている時には、すでにこのブログを始めていて
研修中に思ったことを11回にわたって書いていました。
読み返してみると身体の使い方のことなんかもちょっとは書いていますが、
それよりも、介護の教科書や指導者が「ソフトの重要性」について口をすっぱくして説いていることが好印象だったことを思い出しました。
僕は介護の現場に入ったことはないので、あくまで教育者が理想としている内容ですが、
受講中ことあるごとに「尊厳の保持」と「自立支援」という言葉を暗記させられました。
「ハード面の整備や手早い介護作業はもちろん技術として重要だけれども、
利用者さんの自立しようとする意志や行動を奪うことになってはいけない」
これは人手不足が危機的状況である介護業界が、やむにやまれず打ち出した回答かもしれませんが
人口が減っていく現在の日本においても大きな示唆があることのように思います。
過去からの手紙というもの
当時の僕はすでにパフォーマンスを頑張ろうという思いを持っていましたが、
四国でも高知、四万十町に移住しようと思っていたことから
パフォーマンスによる一点突破はリスクが高いと思っていて(今でもそうですが)
農業か介護の仕事で修行しつつパフォーマンスを続けていこうと思っていたようです。
結果的にどちらの職業にも就かずに観光と地域支援の仕事をしているわけですが、
介護の研修で実際に身体を動かして体感したことは、この手紙を見た瞬間に思い出されます。
手紙はブログよりも情報が少ないので、「思い」や「体感」を中心に思い出すわけですが、
その思いがどこからきて、どういう根拠があったのかを自然と調べたくなります。
手紙を書いた当時は「たいした役には立たない、形だけの指導者の自己満足だろう」ぐらいに思っていましたが、
実際に手紙が1年というタイムラグの後に来てみるとなかなか示唆に富んでいるし
今の僕の行動にも影響を及ぼしてくれて、なかなか面白い体験でした。
僕が自分が大好きなだけかもしれませんが・・・・
変化するのはおもしろいね
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