四国高知県、四万十町在住のパフォーマー松葉川健一のついてのプロフィールや
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移住後初のパフォーマンス
2月の頭にフィアンセの地元である高知県高岡郡四万十町窪川に移住してから
初のパフォーマンスを、僕と同じ地域おこし協力隊の岸豊さんに依頼されてさせてもらいました。
今回は地域おこし協力隊として、地域の方々に僕がパフォーマンスをしていることを覚えてもらおうと思ったので
(実は苦手意識をかなり持っている)大道芸形式でショーを構成しました。
しまんとワイワイ広場とは?
今回僕が大道芸をさせてもらった、しまんとワイワイ広場は
四万十町の商工会の方が委員になっている四万十町賑わい街づくり実行委員会の主催で
毎月第4土曜日に開かれているイベントで
四万十町の庁舎の前にあるスペースや窪川の街中にあるポケットパークなどで開かれており
今回は四万十町の庁舎の前、JRの窪川駅のすぐ近くのスペースで行われました。
このイベント、前回はジビエまつりと題して前述の岸さんが発案・実施して、シシ汁とシシ焼肉が振る舞われたり
その前は、同じく協力隊の野村さんがやっている四万十ふれあい動物園ブレーメンが来たりと
結構協力隊とも関わりが強いようで、その流れで僕もやらせてもらえたんだと思う、ありがたい。
防災ジオラマがすごい
今回、僕の前に窪川小学校の6年生が作った「防災ジオラマ」の発表があったんだけど
とても素晴らしい活動だと思います。
小学生が何班かに分かれて、割り当てられた地区を実際にフィールドワークした結果を
紙で作った町内のジオラマに避難場所や避難掲示物などの情報として落こんでいて
ただ避難場所をリストアップするだけでなく
「この避難場所は耐震性はしっかりしていても、浸水の可能性があるので、増水した場合は危ない」とか
「この看板がもうすでに読めなくなっているので、新しく作り直してほしい」とか
かなりツッコんだ内容を話していて、感心しました。
おしむらくは、発表の仕方がよくあるセリフを割って順番に回していく方式だったので
それぞれのお子さんの個性が見えにくくて、熱は感じられなかったことです
僕は教員免許は持っていないし、全くの素人で、仕方の無いことかもしれないですが、
「浸水」と言わなければならない所を「沈没」と言ってしまったお子さんを
大人の方がこしょこしょと訂正して、それで笑いが起こる場面がありました。
アーティスト、パフォーマーとしては、そういった完璧主義的な空気で笑われて
お子さんが自分を表現したり発表したりすることをためらわせるような、周囲の環境はどんどん小さくなっていってほしいなって思います。
大道芸
そんな発表の後、客入りの音楽を鳴らして、演技スペースでストレッチ
「あと少しで大道芸はじめていくので、どうぞ前のほうにお座り下さい」なんていいながら大道芸をはじめていきました。
正直、平気な顔をしていたけど内心とても不安でした。
でも、話し始めたらどんどんさっき発表していた窪川小学校の子供達が集まってきてくれて
こっちからマイクを通して話しかけても素直に反応してくれる子供達だったので
終始やりやすくショーを進めることが出来ました。
地域の人も喜んでくれたようで、終わった後にいくつか次につながるようなお話をいただきました。
こっちにきて知り合った方から「山本さんは普段物静かな感じなのに、ショーの時はスイッチ入るんですね」
なんて言われちゃいましたが、改めて僕のフィールドは地域に入っても、パフォーマンスにあると実感しました。
環境を整える重要性
今回の大道芸をするにあたって
音響機材とローピングについては知り合いのお坊さん大道芸人とっしゃんさんのブログを参考にさせていただきました。
非常に有益でした。ありがとうございます。
今回はイベントが始まる前の時点でローピングをさせてもらって、道具を配置して、かつ
「大道芸 11:30頃~」という表示をしていたので、
以前別のイベントで同様の形式でショーをやらせてもらった時に比べてお客さんの集まりがとてもよかったですし。
(今回は前述のように子供達の発表があったので一概には言えませんが)
僕としてもお客さんとの距離感を適度にはかりながら、
少し近づいてアピールしたり、(本当にアピールしたいときはロープを超えて前に出ました)
リングを5本投げる時は、皆さんが見やすいように少しロープ内でも後ろのほうに引いたりと
かなりお客さんへの効果や見やすさを意識して動くことが出来ました。
僕が腰を据えてやりたいのは創作的なパフォーマンスだけど
地域に入っていく手段の一つとして、大道芸の質も徐々に上げていきたいな
そんな風に思った移住後初パフォーマンスでした。
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