こんにちは、四万十川のほとりに住むサーカスアーティスト、松葉川健一です
2024年のゴールデンウィーク、出演もいただきつつ、四国での他のパフォーマーさんの大道芸を見て勉強をしつつ
最後の2日は妻とこどもと3人で、うちから10分ほどのところにある、松葉川温泉のキャンプ場にキャンプに行きました
テントとタープを立てて、焚き火でのシチュー、軽いバーベキュー、スモークチキン、スモークチーズ、焼きとうもろこし、スキレットスモア、いろいろと焚き火とバーベキューコンロで作りつつ
林道を10分ほど温泉まで歩いてゆっくりつかって
二人がいい感じに9時半くらいには寝てくれたので、僕は用意した薪を消費するべく一人で焚き火の番をしていました
オレンジ色の揺れる光に照らされる、もはや空になった2箱の生姜コンテナを横目に見ながら
燃える、ということのエネルギーとはかなさを思います
美しい光が、僕をあたため、照らし、なぐさめ、はげまし、最後には白い塵になっていく
その時、僕が車から腰を痛めないように慎重に出した大きな容積が、もはやなくなってしまっているのです
最近は一穂さんが好きなアニメの「パウパトロール」に出てくる仔犬が「パウパウ、燃えてきたー」と軽々しく決め台詞を言っていますが
何のために生まれて、何をして生きるのか「自分の命を何に使うか」を問いかけ続けた人だけが「燃える」ことができるような気がしています
若く細い枝のように一気に燃え上がって散っていくのか、年輪を重ねた幹のように長くその炎をゆらすのか
燃え方は薪によってさまざまですが、「燃える」ということは美しく人の心に何か残して、でも確実に大きな容積がなくなっていくものなのでしょう
それでも、僕も、「燃える」を目指して、いきます
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