こんにちは、四万十町在住パフォーマーの松葉川健一です。
今回は前回に引き続き、松葉川温泉付近の植物について、この時期に見られる変わり種の草本をご紹介します。
今回紹介する植物
今回紹介するのはユキモチソウです。
見てください、一見して由来がわかるこの雪のように白いモチのような物体
世界的に見ても三重と奈良と四国の一部にしかないとのことです。
モチ状の物体以外はマムシグサのような感じなので、僕の先生も「恐らくマムシグサだ」とおっしゃっていたのですが、
僕はこれを見つける3日前ほどに高知県立牧野植物園で展示されているのを見たので、ピンときました。
植生と場所
このユキモチソウ、松葉川温泉から行けるトレッキングコースのとある場所に群生しています。
ユキモチソウは湿度が高く、日陰でないと育たないようで、
この場所はこのトレッキングコース内でも珍しく小川の堰があり湿度が高いので
偶然できた環境のおかげで群生できているのだと思います。
絶滅の危険が増大している種
このユキモチソウ、なんと絶滅危惧種になっているそうで
綺麗だからといって、切り取って持って帰ったりするのはまずいでしょう。
松葉川山のトレッキングコースの中でも、珍しい環境だからこそ群生している植物なので、
ぜひ、松葉川山にきて、トレッキングをして、現場で見つけていただければと思います。
この形態になるのは、花が咲く時期のみで、開花時期は4月~5月なので
この面白い姿もこの時期だけのなかなかレアな状態ということでお早めにお越しください。
この見つけたトレッキングコース、実は5月に行われる奥四万十トレイルレースのコースにも入っているのですが
ランナーの皆さまがうっかり踏みつぶしたりせずに、出来ればこの姿を見つける人がいればいいなぁ
なんてことを山の神社に祈っておきました。
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