空中芸の現代サーカス シルクヴォスト エピシクル

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今月初めの墓参り旅行

メイン目的はもちろん墓参りだけど

もう一つの目的はこれ

シルクヴォストのエピシクル

http://www.cirkvost.jp/

瀬戸内サーカスファクトリーの田中未知子さんが日本公演のコーディネーターをしていて

熱いメッセージも載せている

見ている途中から、何度か半泣きになって

見終わってからもしばらく動悸がおさまらなくて

その時持っていたストレスと相まって全然眠れなくて

カプセルホテルをわざわざ外出して、コメダのミニじゃないシロノワールを一人で食べて

なんとか眠りについた感じだったのが

半月経ってようやく落ち着いてきたので、感想なんかを書いてみる

世界観がキャッチ―

現代サーカスって、どうしても表現や世界観が難しくなりがち

往々にして理論で構成されているジャグラーの舞台は

表現ってことを強く喚起させるために、極力道具や構造物がシンプルになっていて

世界観としては、廃墟みたいにあえてモノを空白にしたみたいな、シンプルかつ美しいものになっていることが多い

エアリアルアーティストさんとかダンサーさんとか役者さんとか

ジャグラーと違って技術体系がかなり確立されてる分野の人たちの作った舞台も

多分、モノの抽象度が低くなるだけで、基本的な方向性は変わらないと思う

 

このシンプルな流れは正直、moimoimoiを始める前の僕だったら、見向きもしない表現方法

普通の人から見たら、「難解なことをやっていれば芸術なんでしょ?どうせ」って言われかけない感じ

 

もちろん、そんな中でもとてつもなく美しい表現が出てきて

絵としての一場面にとてつもない説得力があったり

単純化された中に何で何を表現しようとしているのか探ったりってこともあるんだけど

 

シルクヴォストの世界観はシンプルでもなんでもない

衣装も構造物もかなりゴテゴテしてて、それ自体に意味を持っちゃうくらい示唆的なんだけど

でも、どこにもない世界観

「ーーみたいな世界観だ!」って言葉が出てきそうなくらいキャッチ―なのに

そのーーはうまく出てこない・・・・・素晴らしい

 

ジュロの昔の映像を見た時も思った感じ

瀬戸内サーカスファクトリーの企画で、今まででに僕にはなかった表現を見せつけられて

moimoimoiで、これまで自分がやってきた研究みたいな論理によるガチガチな説明が通じないし、逆にそういうガチガチの説明もしてくれない仲間と創作していくなかで

(新しい表現を作ること=説明できないキャッチーじゃない表現を作ること)って変に混同しそうになるけど

 

「そうじゃないんだ、楽しいと思うことをして何が悪いんだい?」

って言ってくれてるみたい

 

シルクヴォストは誰が見たって、絶対おもしろい

 

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

四万十町在住パフォーマー 大学卒業後製紙会社に勤めていたが、移住を機に地域に根を張るパフォーマーとして生きていくことを決意。 2018年現在地域おこし協力隊として働きながらパフォーマーとして生きていいく道を模索中。 詳しいプロフィールや出演依頼などはメニューから各項目を参照ください。