こんにちは、四万十川のほとりに住むサーカスアーティスト 松葉川健一です
先日、コミュニティーリーダーズサミット in 高知(CLS高知) 2024初鰹編 に参加して勉強してきました
こちらのイベント、2018年よりはじまったコミュニティのイベント、ということで
僕はだいぶ前に1度だけ参加したことがあります
当時は、協力隊の先輩でもあるゲストハウスサマルの小野さんがパネルディスカッションに登壇したり、師匠と思っている有機農家の村上さんも興味のある登壇者がいるということでなんとなく参加してみた
という感じで、とくに学びも繋がりもなかったのですが
昨年くらいに
このイベントのおそらく発端であるパラレルマーケターの小島 英揮さんの本をふと読むことがあって
(ビジネスも人生もグロースさせる コミュニティマーケティング)
それをきっかけに、四国ジャグリングコミュニティの醸造に取り組みだしたので
今回はしっかり勉強してみようと思って参加しました
というのも、僕がしばらく参加しなかったのは半分くらいは胡散臭いとうか、宗教っぽいというか
参加されている方や登壇者の肩書に出てくる会社さんがカタカナやアルファベットを使った単語や造語の名前が多くて
ITを使ったコンセプチュアルなスタートアップはよくそうなるのだと思いますが
あまりにそういう会社ばかりだと、補助金文学をこねまわして活動や社会的インパクトを実際よりも過剰に大きく表現したり
ミクロな視点での人との関わりあいを、規模の経済的発想で過小評価したりすることで
地場を成長させる取り組み、教育で例えると「村を育てる学力」ではなく、地域を搾取して衰退を加速させる「村を捨てる学力」にコミットしているのではないか?という疑念が常にあったからでした
実際に久しぶりに参加してみて、特に県外から参加の方はIT系・人材系の方が多くて
その疑念が完全に晴れているわけでもないのですが
代表理事の松田 憲明さんは、地域おこし協力隊時代からのサウナの友人で、
高知の医薬品、医薬部外品、化粧品、健康食品など 開発・製造を手掛ける会社の取締役でいらっしゃるので
松田さんが代表をされるなら、そんなことはないのだろう、と思って参加してみています
関心軸でつながるコミュニティを醸造して、人とのつながりでレコメンドを最適化する
というのが前述の小島さんの本の要旨だと理解していて
四国でジャグリングを広めるためにコミュニティが有効そうだと思って四国ジャグリングコミュニティを作りだしたのですが
その観点で、今回のCLS高知は学びが多いものになりました
思想やモチベーションとしては、コミュニティが児童や学生ににサードプレイス的に機能することを
実際の10代の言葉として聞けたことで、活動の可能性を大きく感じたこと
コミュニティに対する運営側の「コミュニティはいたい場所」というとらえ方に共感したこと
具体的には、コミュニティを運営していくなかで、どうやって新規の方にコミュニティに入っていってもらうか?
イベントを打つ場合もコミュニティの存在とその後、合う方がコミットしやすいように流れを作っていくかの基礎フレームのようなものをいくつか見れたこと
ふわっとしたことを言えば、コミュニティ運営をしている側のふわっとした悩みを地域で動いている方と共有できたので、それが勇気にもなりました
今回、パネルディスカッションの話題提供、ということもやらせてもらったのですが
これは、普通のパネルディスカッションではなく、参加者全員がパネラーのようになる特殊なものでした
我々、15人程度いる話題提供者は、事前に自分のコミュニティや課題などを運営側が決めたフレームでそれぞれ個々まとめておいて
(ここは運営側から手厚いフォローがありました)
当日参加者に4人一組になってもらい、その1組に話題がフレームと共に提供されます
そして、その4人で話題提供者の課題をディスカッションしてもらい、それを最終的にXにて共有します
我々話題提供者はそのXの投稿を見ることで、自分の課題への意見やディスカッション結果を見ることになります
これは、我々課題提供者にとっても課題に対する意見をもらえるというメリットもありますが
参加者にとっても同じ話題でのディスカッションを経ることでお互いの考えを知れるところがあります
コミュニティイベントは、休憩時間は常に「ネットワーキングタイム」と称されて何か繋がりや化学反応を促すような形になっていて
この思想を反映したパネルディスカッションの形、のようなものですね
参加者として、課題提供者として、イベントのプログラム運営の方法論として、とても学びになりました
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