善照寺ブラザーズとの会談

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少し前に急に思い立って善照寺ブラザースのお二人に会いに行った

特に理由があった訳でもないんだけど

イベントなんかでお会いすることはあっても(特にお兄さんのへんもさんとは)ゆっくり話すことがなくて

サーカスや大道芸について、そろそろ話をしてみたいと思って連絡をしてみたら

「明日の午後なら時間とれるよー」って返事が来たので、僕も行くことにした

善照寺ブラザーズとは

お寺の住職と副住職の兄弟で、どちらもパフォーマーな二人

お兄さんのへんもさんがフットバックの日本チャンプ

弟さんのとっしゃんさんは四国では結構な古株な大道芸人です

お二人とも最近はブログに力を入れてらっしゃるので、詳しくはそちらへ

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自己紹介

 

 

 

 

サーカスについて

善照寺ブラザーズのお二人は、僕が懇意にさせてもらってる

瀬戸内サーカスファクトリーの公演や企画にかなり初期から参加してらっしゃる

第一弾のミモカ(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)であったサーカス(善照寺ブラザーズ)

第二弾の「100年サーカス」(善照寺ブラザーズ両名)

常磐町商店街であった「街中サーカス」(善照寺ブラザーズ)

キャバレーのキックオフ企画である「お寺でサーカス」(善照寺ブラザーズ)

香川でのサーカスフェスティバルSETOラ・ピストでの滞在制作「ないもの」(へんもさん)

 

さらに、この間に僕の仲間である藤田智成とジャンゴティガールと一緒にサーカスを一つ作っている

と、僕から見たらとても色んなモノに参加しているし

「100年サーカス」と「ないもの」については、プロのアーティストとの共同制作ということで

畏敬の念がかなりあるというか、僕は正直ビビって参加出来ないとこに参加しているわけで

いったい、どんなことを感じているんだろうというのはかなり気になるとこだった

アートへのとまどい

実際話してみると、僕とかなり同じようなことを感じているようだった

これはいったいなんなんだ?僕がここにいてもいいのか?というとまどい

へんもさんがしているスポーツ系のフットバックにしろ、とっしゃんさんのしている大道芸にしろ

基本的にはショーアップというところに重点を置いていると思う

スポーツ系であれば同じフットバックをしている方に

大道芸であれば、見てくれている一般の方に

出来るだけわかりやすく、伝わりやすく、すごいことをしていることを伝える

技と拍手のやり合いで、「すごいことしてるでしょ!」「おーすごーい」っていうやりとりして盛り上げる

技のおもしろさを引き出せるだけ引き出して、タイミングを工夫して空気を作り上げる

お客さんも演者もどっちも楽しい、双方向のわかりやすいコミュニケーション

 

でも、瀬戸内サーカスファクトリーが集めるアーティストさんは、そこだけにはとどまらない

表現するもの自体が多彩で、それをする表現方法も多彩、時には普通に見てても全然伝わらないようなものも出来上がってくる

そんななかに放り込まれて、いったいどうすればいいんだろう?

演出家の方の求めてる「いいモノ」がいったいどうして「いいモノ」なのかわからないから

僕はここにいていいのか?演技してるけど大丈夫なのか?って不安になる

僕がmoimoimoiでよく感じてるのと一緒だ

棲み分け?

お二人の中では僕はよりそのアートな世界に適応出来ているように見えているらしく

どちらかということ、営業的なものは善照寺ブラザーズ、アート寄りのはmoimoimoiみたいな

なんとなく棲み分けみたいのを考えていたようだ

 

でも、それは、ちょっと早計だと思う

もちろん、住職と副住職っていう立場にあってお二人のほうがしっかりしていて、僕の方がちゃらんぽらんだとは思うけど

僕らの差って本当にそんなもんだと思う

僕だって、偶然moimoimoiをしていたから、「理論を度外視してやってみる」っていう姿勢を持ったけど

いつも理論に引っかからないやり方へのとまどいを感じている

でも、それでも、自分の中にあるものを出してみて、違う考え方ともぶつかって

いびつなモノが出来上がってもちゃんと見てくれるのが「現代サーカス」だと思う

そのうちに

善照寺ブラザーズのお二人も、表現するモノをすでに持っていて

なにかしらのきっかけで外に出たとき、絶対おもしろくなると思う

まだ、僕の中でもmoimoimoiでやってるようなことにそこまで自信も持てないし

なにか一人で作るってのが出来てないから、気軽には声かけ出来ないけど

いつか一緒にやりたいな、同じ瀬戸内だし

 

会うまで畏敬の念で怖がってたけど

会って話してみたら共感の嵐といった感じの会談でした

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

四万十町在住パフォーマー 大学卒業後製紙会社に勤めていたが、移住を機に地域に根を張るパフォーマーとして生きていくことを決意。 2018年現在地域おこし協力隊として働きながらパフォーマーとして生きていいく道を模索中。 詳しいプロフィールや出演依頼などはメニューから各項目を参照ください。