ぬぐいぬち IN RESIDENCE 感想

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公開稽古に行ってきたよ

今日、高松まで車を走らせて、少し前に記事にしてみた「ぬぐいぬち」の公開稽古を見学してきた

創作パフォーマンスを感じにいこう カタタチサト新作公演「ぬぐいぬち」

現場での創作は昨日から始まっていて、本番前日まで続く

どれくらい直前まで公開するかはわからないけど、本番前日まで扉が開いている場合は公開稽古も行われる

せめて、3日に1回くらい見に行ければ、創作の課程が感じられるんだろうと思うけど

僕はもう仕事なりで本番までもう行けないので

今日の空気を身体に少しでも染みこまさせてもらおうと思って、2時間ほど現場で見学させてもらった

今日感じさせてもらった空気から、どんな作品に発展していっていくのか、本番が楽しみだ

なんとなく2時間の間の感想なんかをつらつらと書いてみようと思う

いろは市場跡

創作現場であり、本番の開場でもある「いろは市場跡」

写真で伝わるかわからないけど、想像以上に色々むき出しの廃墟間のある空間

単純に廃墟好きが廃墟感を感じにきてもいいぐらいの廃墟感

これはここにカタタさんがいるだけでリミナリティありますわぁ

このだだっ広い空間や、所々だらんとしているダクトや、下から生えているガス配管なんかがどう化けるのか

とても期待が膨らみますわぁ

造型チームも空間を共有している

カタタさんたちが動きながら話し合っているのと同じ空間のすぐ近くのスペースで

衣装の平川めぐみさんのためのスペースと造型の長野由美のスペースがあって

今日は長野由美さんがせっせと造型物を作っていた

この動いたり演奏したりするわけじゃない造型チームが同じ空間で作業している感じは

常磐街でやっていることもあって、何年か前の瀬戸内サーカスファクトリーの「街中サーカス」を思い出した

あのときも、ふんわりと「サーカス」という概念で包まれている感じだったけど

今回のいろは市場は、カタタさんの世界観でがっつり統一されている感じがして

瀬戸内サーカスファクトリーの未知子さんやカタタさんが重要視する「滞在制作」の真価が現れているように感じる

実力のあるノンバーバルなパフォーマーは、平田オリザが言うところのコンテクストの摺り合わせを「共通の場」を上手に活用して達成してしまうのだろう

余裕がありつつも間延びしない時間

個人的に見ていて今日やっていたような創作の時間というのはとてもうらやましかった

1週間程度のまとまった時間の、しかも初期の余裕のある時期

まだまだ作品の内容を揉んでいける自由自在な時間で、かつ1週間先が見えているからグっと集中する時間・・・

moimoimoiでも同じようにまだ余裕のある時期というのはあったんだけど

1ヶ月に1回しか集まらないから、どうしてもぶつ切りになって、集中もぶつ切りになってしまう

会社員で生計を立てている僕には持つことが出来ない時間

もちろん、どんどん余裕がなくなってクローズしていくモノだから、リスキーさと表裏一体で、僕はそのリスキーさが苦手ではあるんだけど

それでもやっぱりうらやましいなぁ

 

2時間という短い時間でしたが、来週の本番にとても期待が大きくなるのに十分な見学をさせてもらいました

あー、楽しみだなぁ

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

四万十町在住パフォーマー 大学卒業後製紙会社に勤めていたが、移住を機に地域に根を張るパフォーマーとして生きていくことを決意。 2018年現在地域おこし協力隊として働きながらパフォーマーとして生きていいく道を模索中。 詳しいプロフィールや出演依頼などはメニューから各項目を参照ください。