聖飢魔Ⅱ
僕がメタルにはまった入口であり、今でも好きなアーティスト
聖飢魔Ⅱはデーモン閣下のテレビ露出のせいで大分誤解されてるんだけど
音楽としては、へヴィメタルの中でそこまで攻撃性が高いわけではない
「デーモン閣下」のハイトーンシャウトはメタルとしてはちょっとパワー不足だし
1990年代以降は、もう大分開き直って閣下が本来得意な
石井竜也みたいな音域と声色をメインにしているので、大分おとなしめ
ドラマーの「雷電湯沢」はメタラーが大好きなツーバスではないし
ベーシストの「ゼノン石川」はフュージョンなんかが好きなベーシスト
メタルらしく、ツインギターなんだけど
メンバーチェンジして計3人のギタリストがいる
最初期からのメンバーである「エース清水」はハードロック好きを公言してはいるんだけど
ギターの理論書を出したり、最近はもっぱらギターシンセ(ギター型のシンセサイザー)で
いろんな音を自由自在に出したりしてる
タレント性を嫌って一度脱退して、今は戻ってきてる「ジェイル大橋」は、
メタラーというよりもロックンローラーでKISSみたいな、もっとシンプルでアメリカンなロックがお好き
最後に加入した「ルーク篁」は正統派というよりも、ギリギリアニソンじゃないぐらいの
早弾きが武器のバリバリのジャパメタ奏者だ
どの悪魔をとっても、正統派へヴィメタルとは言いがたい技術者だ
でも、そんな5悪魔が正統派へヴィメタルを標榜して、それを軸に音楽を作っているからおもしろい
最終的にメタルにまとめてはあるんだけど、それぞれの要素をある程度主張させているから
曲を聴けば、だいたい作曲者の悪魔が特定できる
あ、この大音量なのにサラッとしててちょっと切ない系に聞こえるのは絶対ルーク篁作曲だ
あ、この理論で築された気配のするやたらオシャレなギターソロは絶対エース清水作曲だ
みたいな
メタルの持ってるいろんな面を聞けるから、前そんなに好きじゃなかった曲が
3年ぶりくらいに聞いたらとても好きになってたりする
聖飢魔Ⅱはほんとに好きなバンドだから、取り上げようと思えばいろんなところが取り上げられるけど
聖飢魔Ⅱの音楽としては、こんなかんじ
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