僕が最初に美輪明宏にはまったのは小学生のころ
きっかけはスタジオジブリのアニメ映画「もののけ姫」で
美輪さんは山犬の神であり、ヒロインのサンのお母さんである「モロの君」の声優をしていた
[amazonjs asin=”B00K731JQ4″ locale=”JP” title=”もののけ姫 DVD”]モロは「黙れ小僧」だけじゃない
モロで声といえば、それはもう有名なセリフ「黙れ小僧!」
これは、森(シシ神の森)と人間(タタラ場)の全面戦争が始まって、森が滅びるかもしれない状況にあたって
主人公のアシタカの、もののけ姫であるサンだけでも人間世界に返して助けたらどうか?という
結構どうしようもない、提案に対して一喝したものなんだけど
これは、ただ一喝しただけではなくて
「お前にあの娘の不幸がいやせるのか?」と人間界から捨てられたサンへの深い愛情を告白してるんだ
やたらと「黙れ小僧!」だけ強調されて、狂暴や化け物神みたいなイメージがついちゃってるけど
モロはとてつもなく優しい神なんだ
美輪さんの表現力
そこからの次のセリフ「哀れで醜い、かわいい我が娘だ」
これ、思い出しただけで僕が涙が出るセリフ
哀れで醜い、かわいいっていう普通だったら逆の意味の単語を
自然の包容力や母親の保護本能とかそういうのまとめて表現しちゃってるセリフ
しびれるわぁ
キャスティング自体が絶妙なんよね、この役は美輪さん以外できないだろうっていうぐらいのレベルで
それからずっとファン
その時は小学生なので、なんとなくとても惹かれるなぁって思って、なんどももののけ姫のビデオを見てたんだけど
それが、高校生になって、「オーラの泉」って番組がはじまって
やっぱりこの人ただものじゃないなってことで、美輪さんの本を集め出して
高校を通して完全に信者になっていったんだけど
いまでも僕の中で美輪さんはやっぱり「モロの君」なんだよなぁ
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