少し前に久々に後輩に会って、この仮説を思い出した
「赤の女王仮説」
これは、大学2年の時の(確かだけど)熱帯林業論で習って
僕の生きる指標として、ことあるごとに考えていたことだ
「赤の女王」とは?
赤の女王は、不思議の国のアリスの続編である鏡の国のアリスに出てくるキャラクター
[amazonjs asin=”4001140489″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”鏡の国のアリス (岩波少年文庫)”]鏡の国では色々なことがあべこべになって矛盾しており
赤の女王は言う「この場にとどまっているためには、全力で走り続けなければならない」
止まらない共進化
このセリフになぞらえた進化の仮説が「赤の女王仮説」
食べるモノはよりよい攻撃方法を得ることでたくさんの獲物を捕まえることが出来、生き残りやすくなる
そこで同時に、食べられるモノはよりよい防御方法を得ることで生き残りやすくなる
代を重ねていく中で種として、常によりよい能力を得られたものが絶滅せずに生きていける
逆に言えば、「生きているためには常に進化し続けなければならない」
僕らの体の中でも
生物的、化学的に僕らの体の中を見ても、この仮説と思われることがある
[amazonjs asin=”4061498916″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)”]ベストセラーになった生物と無生物の間の中で
生き物が生き物であるためには、破壊と再生をしなければならない、というような事が書いてある
世の中には「エントロピー増大の法則」という法則の通りに動いている
時間の経過とともに物質はより低エネルギーで、より無秩序な状態になっていく
熱いモノも、放っておけば冷めてしまう、全ての物資は分離していってしまう
なのに、何故僕らの体は変わらずにココに存在できるのか
それは、体の中で古くなって分離していくだけの物質を分離するまえに壊して、新しく作り直し続けているから
それが出来なくなった時に僕たちは死ぬ
僕らの体は常にココにあるような気がしているけど、5年くらいで全ての物質が入れ替わっている
逆に言えば「僕が僕でいるためには、常に中身を入れ替え続けなければならない」
常に変われるモノだけが生き残っていく
今まで自分で作ってきたものを、常に壊して、前に進める人だけが生き残れる
一昔前までは、いい会社に入って、その会社に洗脳されて、ずっと同じような仕事をして、その間に家庭を作って
そんな生き方が奨励されて、普通に生き残ってこられたけど
時代が変わって、世の中の色々な流れが速くなって、そうはいられなくなった
時代が悪いだとか、政治が悪いだとか、そういう問題じゃなく
進化する人がいて、その進化でしばらく安定して、その進化ではどうにもならなくなる
どうも世界はそういうシステムらしい
この時代の過渡期に
みんなに合わせて、角が立たないように、これまでのやり方を大切にして
普通に学校にいって、普通に会社に入って、普通に家庭を持って、普通に家を買って30年くらい拘束されて
そんな安定志向なんてさ、持ってらんないよね笑
そういうつまんない考えの人間は、時代の速い流れにのまれて死ね
って思う
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