いつも枕元にバールを

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最近大きな地震が多いね

四国もそのうち南海地震が来ると予想されてるけど

地震への備えってどうしてる?

僕はとりあえずバールを枕元に置いてる

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きっかけ①後輩の話

南海地震は僕が大学に入った2007年の時点では確実に来るっていう話になっていて

大学のサークルでもたびたび話題に出ていた

もし来たらどこに避難するのか?とか防災グッツは何を置いているか?みたいな真面目なやつから

地震が来たら若いうちに死ねるからどうだとか予言がどうたらみたいなくだらないのまで、いろいろ

その中で僕が印象に残ったのが、高知大の理学部の「災害科学コース」っていうコースにいた後輩が言っていた一言

「とりあえずバールを置いてください」

この後輩の話では、バールが家にあるかないかで生存率が全然違ってくるって話だった

 

その時は、ふーん、そうかなぁ、ぐらいな気持ちだった

きっかけ②トレイ軟禁事件

それからしばらくして、実家に帰省している時に弟がトイレに閉じ込められる事件が起きた

鍵の調子が悪いのは昔からで、家族全員が油断していた

何かのはずみで鍵がかかった状態で壊れてしまって、トイレ内に完全に閉じ込められてしまった

僕が実家に帰省してるってことは年末だし、確か夜中だったと思うので

鍵屋さんとか便利屋さんとかも呼べず、ホームセンターも閉まってるしどうにも出来なかった

ドライバーなんかで鍵を分解たんだけど、分解してもドアの中に入っている部分はうまくいじれなくて無理

テレビアニメの名探偵コナンみたいに、体当たりしてドアを開けるなんてのは

トイレの狭い空間で危なすぎるし(そもそもあんな都合よくドアが壊れるわけないだろ笑)

完全にお手上げだった

窓から物の受け渡しはできるし、もう今夜は弟にはトイレで寝てもらうか、みたいな空気になったときに

僕は上記の後輩の言葉を思い出していた

 

「とりあえずバールを置いといてください」

 

そうなんだ、バールがあればこのドアきっと安全に壊せるんだ

我に支点を与えよ、されば地球をも動かさんbyアルキメデス

とはよく言ったもので、バールさえあれば確実にこの状況を迅速かつ安全に打破できる確信があった

 

ただ、うちにはバールもなかったので、状況の打破はできず

最終的に僕がドライバーとかでなんとか鍵を解除して事なきを得んだけど

この記事を読んでいる皆様も、僕と同じようにバールに対する上記の確信を感じられると思う

(ここまで書いて思ったけど閉じ込められたのが弟だったのか僕だったのか自身がない)

帰ってバールを購入

バールで生存率が上がるって、かなり納得した

ちょっと鍵が壊れただけでも、僕らはドア一つ開けられない

いろんな技術を使って作られている今の構造物は、素手で挑むには丈夫すぎる

バールがあるだけで助かることが確実にある

僕が買った頃は、まだ東日本大震災の前だったこともあって

工事用の重くて僕でも重くて持ち運ぶのはきついなって感じのしかなかったけど

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最近は女性でも扱えるように軽くてかつしっかりした、防災用のバールも出ているみたいだ

(いい素材使ってるみたいだからちょっとお値段が高めだね)

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南海地震はその後の調査で南海トラフっていうもっと大きな規模の地震の可能性が示唆されているし

高知をはじめ四国に住んでる人はバールぐらい買っといたほうがいいと思う

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

四万十町在住パフォーマー 大学卒業後製紙会社に勤めていたが、移住を機に地域に根を張るパフォーマーとして生きていくことを決意。 2018年現在地域おこし協力隊として働きながらパフォーマーとして生きていいく道を模索中。 詳しいプロフィールや出演依頼などはメニューから各項目を参照ください。