こんにちは、四万十川のほとりに住むサーカスアーティスト 松葉川健一です。
昨年より、観葉植物を育てだしました
パキラと、サンセベリアと、ユッカを部屋に置いているのですが
パキラについては挿し木で増やすことを試みています
パキラはとても育てやすい植物なので、時期を選べば若い枝を剪定してそれを観葉植物用の土の入った植木鉢に植えておけば自然に育っていくこともあるようですが
僕がはじめて剪定をしないとなぁ、と思ったのは10月ごろだったので、これから寒くなる時期、難しい時期に挿し木がどうなるか2本ほど残して実験してみました
1本はいい時期と同じように植木鉢にそのままさして育ててみました
もう1本は水耕で根が主根側根出るまで育ててから植木鉢に移しました
案の定というか、そのまま挿し木したものは3週間ほどで枯れてしまい、水耕で育てたものだけが、僕のうちの植木鉢に根付いています
ここで、もう一つ気付きがあって、水耕で育てる場合は、小さめの花瓶なんかに入れて毎日水を替えるのですが、このとき、葉っぱをあえておとします
葉っぱが多く残っていると、根がなく水を普段通りにはすえないのに、水が出て行ってしまう蒸散が行われてしまうので、それはそれで枯れてしまうということでした
さらに、植木鉢に移した後は、新しい芽が出るとともに、葉っぱを切った部分は徐々に徐々に枯れていって落ちていきます
僕が会社員を辞めてからしばらくいた地域支援の分野や、地域おこし協力隊の文脈では、地域に根付く、ということがよく語られますが
植物から切った枝が、植木鉢に根付くためには、まず、それまで活躍していた葉っぱを落として、省エネ状態にしたうえで、根付くための根っこを育てる必要があり
栄養としてはほとんどない水のみの状態で自分の体を徐々に変えて根っこを伸ばしてから、豊かな土へと移されたほうが確実に生きていくことができます
その状態から、今まで活躍してくれていた葉を捨てて、土からもらった栄養で育てた新しい葉によって命をつないで、根をさらに伸ばし、枝葉もだんだんと伸ばしていく
そんな様子を、なにか地域に根付くことと関連させながら考えていました
コメントを残す