大道芸集中講座

スポンサーリンク

こんにちは、四万十川のほとりに住むサーカスアーティスト松葉川健一です。

先週の岡山での大上滑りにめげずに(もともと約束していたのでいかない選択肢はないのですが)広島の友人の大道芸人さんに大道芸の現場を紹介してもらい、大道芸をしてきました

先週の岡山は、やったあと、まあまあメンタルに悪影響が出るくらいには落ち込んでいたのですが、そのかいあってか、紹介してもらった場所がよかったのか、今回はまぁまぁの人を集めることができ、パフォーマンスを見てもらうことができました

1週間のうちに、こどもの行く保育所の親子遠足もあったり、ラジオの収録があったり、できることは限られていたのですが

その中でも先週感じたことと岡山で友人と話したことを踏まえて、ショーを再構成した結果、ある程度の違い・手ごたえを感じることができたので、すこし安心しつつ、岡山・広島、二人の友人にはとても感謝しています

具体的には、僕はいつもショーは一つの道具で一つの演技を完結させて、しっかりと礼をして区切りをつけていく、という形をとっているのですが、その区切りをかなり弱めて繋がるようにしました

そのことで、演目と演目の間に満足して帰ってしまう、ということが防げた、というのが計画していた一応の成果ですが

もうひとつ、人が集まってきたときに、演技中可能な範囲でヘッドセットマイクを使ってお客さんとの対話をしてみたのですが、これが大変示唆に富んでいました

表現がなかなか難しいのですが、やっている演技構成は変えずに、今からすることの軽い説明を入れて、お客さんの反応にたいして、僕も反応をしてみる、ということを急にやってみました

僕は普段からそんなにしゃべるのが上手なほうとは思っていないのですが、道具・技があることで自然に「今からすごく難しい技やりますね、いきますよーー、え、どう?これ微妙です?難しいんですよ、これ」みたいな対話をすることができました

あとで広島の友人とたくさん話をしたのですが、「こういう手法があったり、こういうもっていき方があったりしますよね」ということを言ってもらったときに、「あぁ、それ今日ショー中に片りんを感じました」ということがたくさんありました

はじめから見るつもりで舞台や会場に入ってきたお客さんと、ふっと面白そうと思って立ち止まってくれたお客さんで、「パフォーマンスの面白さや伝えたいことを伝えるために必要なこと」は、全然違っていて

僕にとってとても勉強になる岡山・広島への大道芸修行(集中講座)になりました

地域に大道芸人が1人活動していることで、大道芸の認知が広がり、大道芸をできる場所が広がり、文化が形成されていく

友人二人は、僕が就職したころに大道芸人として活動を開始して僕が会社員をしている5年間、地域おこし協力隊をしている3年間と同じ時間を含めた、10年以上それぞれ活動しているので、その経験や活動は素晴らしいし、地域の文化資産を大きく高めていると思います

4JC(四国ジャグリングコミュニティ)を立ち上げたことから、四国の大道芸を考えることになり、友人たちの今まで僕には見えていなかった一面やそれに伴う背景など深く知ることができました

4JCの取り組みは、それぞれ四国でジャグリングの大会を開いてみようという企画につながったり

パッシング練習会という定期練習会の発展につながったり

四国の他の地域との連携企画を考える機運になったり、様々な動きが出てきています

僕自身、今回過去5年くらいでないくらいに落ち込んだり、そかから学ぶことがたくさんあったり

これからも、友人二人とも、四国の仲間とも、いろいろなことを話しながら四国、パフォーマンス、文化に貢献していこうと思います

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

四万十町在住パフォーマー 大学卒業後製紙会社に勤めていたが、移住を機に地域に根を張るパフォーマーとして生きていくことを決意。 2018年現在地域おこし協力隊として働きながらパフォーマーとして生きていいく道を模索中。 詳しいプロフィールや出演依頼などはメニューから各項目を参照ください。