IETOワークショップ(一般の部)感想

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第2回国際創作サーカスフェスティバル SETO ラ・ピスト

本公演の一つ「アンバランスなバランス(Linstinct du desequilibre)」を行った

究極のバランス芸「IETO アンバランスなバランス」感想

フランスのサーカスカンパニー「IETO」によるワークショップを受けてきた

せっかくなので感想なんかを・・・・

今回参加した理由

僕は基本的に人見知りが激しいし、体を動かすことには(特に今太ってるし)コンプレックスがあるので

瀬戸内サーカスファクトリーのワークショップは基本的に敬遠していて

今回のワークショップも、最初は

「10:00-15:00 参加費10000円」

と出ていたので、「うわぁ、これプロのサーカスアーティストが行くやつだよ、こわいわぁ」

なんて思っていたのですが

2週間前くらいに子供向けの午前の部、一般向けの午後の部に分かれて、お値段もリーズナブルに・・・

仲間のまるくす君も参加するということで「よしこれならいけそうだっ!」と思って参加した

ミーハーと人見知りのあいだ

とは言っても、フランス人なんて怖いし、当日はやめにまるくす君と合流してから会場へ・・・

料金をお支払いして、なんとなくまるくす君と話して待っていると、何の前触れもなくサカトモコさん入場

(サカトモコさんはフリーのエアリアルアーティストで、瀬戸内サーカスファクトリーの公演でも、前回のセトラピストの本公演「naimono」(Tomoko Alba 名義)や今年の日仏共同創作公演「YA!」に出演)

http://www.setouchicircusfactory.com/perfomance/setolapist.html

http://www.setouchicircusfactory.com/ya.html

「(ひえぇ、サカトモコさんだー)」と心の中で思いつつ、まるくすくんと会話を続ける

まるくすくんは気が付いてない模様・・・

サカトモコさん「どこか、何かの時におられました?」

「(ひい、話しかけられたぁ、どうしよぉ?)あ、いえ、それはもちろん。僕の方から一方的には公演なんか見させてもらっていますが・・・・・」

サカトモコさん「顔を見たことあるから・・・」

いやぁ、こういう時うまく対応できないんすよねぇ

知り合っちゃえばなんてことないんですが・・・本当に人見知りだけは治りませんわぁ

ワークショップ開始

講師の先生はIETOの中で少し背が低めなセバスチャンさんと、唯一の女性のアリスさん

通訳にジャンさんのクレープのジャンさん

参加者7名という、ちょうどいい感じ

以下、抜粋してワークショップを紹介

空間と相手を意識するワークショップ

まず、空間を意識するワークショップ(だと思う)ということで

先生も含めた参加者全員で、第一リハ室全体をぶつからなように小走りをする

その中で、先生が数字を言ったときにその数字に割当てられた行動をみんなでやる

1仰向けに寝る 2うつぶせに寝る 3ジャンプ 4後ろ走りをする 5真ん中に集まる 6その時のやっていた行動の逆をする(うろ覚えなので正確な情報ではありません)

軽く体があったまりつつ、空間をみんなで共有している感覚が得られる

 

その後集まって全員で手をつないで輪になって、手の握りを隣に伝えていくワーク

途中から逆回転や同時も加わって、てんやわんや

手を握られたときに、慌てて同じ手を握り返してしまうと、それが相手に伝わってくずれてしまう

相手のことを考えて、左右の手をしっかりと区別して体をしっかり体を操作する感じ

 

手を離して大きな円になって、目線で拍手のキャッチボールをするワーク

目線があったのを確認したら拍手をする

拍手された相手は、次の相手を探して、目線があったら拍手を渡す

途中から2つの拍手がキャッチボールされて難しい

宮野さんのワークショップでも、拍手の代わりにボールを使って同じことをやっていたな

宮野玲ジャグリングワークショップ in Kagawaがすごかった件

その後、拍手ではなく、移動の権利(?)をキャッチボールするワークへ

目が合ったらその人のところへ移動していく

相手は、移動してくるのが分かった時点で次の相手を探して、目が合ったらその人の場所へ移動

これは拍手やボールよりもさらに難しかったな、2つの権利がいつのまにか1つになっちゃってたり

 

相手を信頼するワークショップ

2人一組になって、一人は目をつぶって、もう一人が操作する

頭をたたく→直進 右肩をたたく→右に方向転換 左肩をたたく→左に方向転換 頭をもう一度たたく

→ストップ

5組くらいがいる中で、お互いにぶつからない様に目をつぶっている人を操作する

目をつぶっている人が操作する人を信頼するのが重要

最初は歩いているんだけど、途中から走ってくださいとの指示が・・・

おっかなびっくり走ってみる、直進が続くと怖い笑

ただ、一組もぶつかることなく終了、結構大丈夫なもんなんだねぇ

 

体をあずけるワークショップ

3人一組になって、一人の体を2人でメトロノームのように揺らすワークショップ

真ん中の一人は目をつぶって棒になり、外側の2人で倒れてくる棒を止めて

バランスが取れる場所まで押し返して、を繰り返す

なるべくはやめに体に手を触れたほうが真ん中の人は安心できる

というか、体に触れている時間が長い場合、恐怖はほとんどない

体を相手に預けるってのはなかなか不思議な感覚

 

一緒に体を扱う感覚

そんな感じで、他にもいろいろとワークがあったんだけど

サーカスのワークショップはとても創造的でいい

 

ダンスの稽古とか、応援合戦とか、みんなが同じことを合わせてやるみたいなやつとか

個性を殺してそれで技術がないのをカバーしているのは大っ嫌い

それで、角度が甘いとか、注意される感じも、ほんとに大っ嫌い

 

サーカスのワークショップは個性を尊重しつつ、一緒に作っていく感じが多いと思う

空間を共有して、お互いの体や感覚を感じながら

ワークを通して、気兼ねなく相手のことを指摘していく感じは本当にいい感じ

日本でも習い事みたいなサーカス教室が開けないかなぁ

 

 

 

 

 

 

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    ABOUTこの記事をかいた人

    四万十町在住パフォーマー 大学卒業後製紙会社に勤めていたが、移住を機に地域に根を張るパフォーマーとして生きていくことを決意。 2018年現在地域おこし協力隊として働きながらパフォーマーとして生きていいく道を模索中。 詳しいプロフィールや出演依頼などはメニューから各項目を参照ください。