GUILTY GEARの主人公キャラ「カイ」とHelloween

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少し前に年上のメタル好きの方2人とカラオケに言って

そのうちのお一人がHelloweenを歌っていたので思い出したことで

案外メタラーにも知られていないんじゃないかということを、ちょっと書きたくなったの書いてみる

GUILTY GEAR(以下ギルティ)とは

結構老舗の2D格闘ゲームのシリーズである

格闘ゲームの面白さはほぼ全てが「対戦」にあると言ってもいいと思う

カプコンのストリートファイターⅡ(以下スト2)がとても有名だと思うけど

スト2に比べるとギルティは実験的なアプローチが魅力だった

まず、コンボを重視したこと

これは傾向としてって話だし、かなりざっくりした説明にはなるけど

スト2の場合は例えば足払いで相手をダウンさせた場合は、相手が起き上がるまでは攻撃できない仕様になっていて

間合いの取り方とかタイミングとかが重要になってくるんだけど

ギルティの場合は倒れた相手に対して、立ち上がる前に追撃出来るようになっていて

相手に反撃させる猶予を与えずに攻撃し続けることがしやすいようになっていた

それがスト2とは一線を画したスピード感と危うさを生んでいた

それに加えて、スト2の場合bgmがまるで各国の音楽イメージの博覧会のようになっていたんだけど

ギルティの場合は、すべてメロスピ系のメタルに統一されていた

その少しメロディアスでパワフルなメタルのフレーズが、上記のコンボ重視のシステムと合わさって

全体として、絶妙に中二病感覚が入ったスピード感を持っている格闘ゲームだった

カイ・キスクとは

そんなギルティの主人公キャラの一人がカイ・キスクである

スト2でいうところの、リュウにとケンのケンみたいな立ち位置だ

ギアという一種の改造人間から人類を守る「聖騎士団」の団長である

ステレオタイプな優等生キャラだ(ギルティのキャラは全てあえてステレオタイプを狙っているきらいがある)

多分、メタラーであればすぐにピンとくると思うけど

このキャラクター名はドイツのパワーメタルバンド「Helloween」の元メンバーである

「カイ・ハンセン」と「マイクル・キスク」の2名の名前を合わせたものだ

この例に限らず、ギルティはキャラ名や技の名前にバンド名や曲名なんかを使っているので

探してみると結構おもしろい

Helloween

ここからはメタラーにはそんなに知ってるよって話になるけど、まぁギルティファン向けということで

今現在パワーメタルって呼ばれているメタルは、それまでのメタルが持っていたドロドロした感じをほとんど廃して

さわやかなメロディとスピード感を全面に押し出したメタルという感じで、ギルティのbgmもこれにかなり近い

helloweenはドイツのパワーメタルバンドって言われているけど

実際はHelloweenが始めた音楽性が「パワーメタル」とか「ジャーマンメタル」とか「メロディックメタル」って呼ばれるようになった

パワーメタルの祖みたいなバンドだ

その中でもその立役者になったのが「カイ・ハンセン」と「マイケル・キスク」だ

カイ・ハンセン

Helloweenの初代ギタリストであり初代ボーカル

当時のメタルの流れを踏襲したスピード感溢れるメタルの曲たくさん作曲している

作曲能力とギターは文句なしだけど、ボーカルとしてはパワー不足っていうのがメタラーの共通認識だと思う

「魔女っぽい歌声」なんて言われていて、好きな人は好き(実は僕も好き)だけど

ギターを引きながらヴォーカルをすることに限界を感じていたようで

Helloweenでは確か2枚目のアルバムまでで、それ以降は下記の「マイケル・キスク」にヴォーカルを交代している

カイ・ハンセンがヴォーカルをしていた時のHelloweenは

まださわやかな印象は少なくて、メタリカとかに似てる感じ

マイケル・キスク

これが、マイケル・キスクの加入でパワーメタルが大成することになる

カイハンセンから打って変わって高音も突き抜けるようなクリアーな声で歌えるので

それに合わせて曲もさわやかな印象に変わっていく

この音楽性の変更が、helloweenが世界的に成功されるきっかけになり

「パワーメタル」「ジャーマンメタル」という概念が生まれる

 

helloweenで一番有名なのはカイハンセンとマイケルキスクが在籍している時期で

脱退してヴォーカルが変わってからのhelloweenは聴かないというメタラーも多いと思う

 

ある種、「あの頃のバンドはよかった」というか、伝説的一歩手前みたいな扱いの二人なので

ギルティはなかなか面白い二人を元ネタに使っているということだ

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

四万十町在住パフォーマー 大学卒業後製紙会社に勤めていたが、移住を機に地域に根を張るパフォーマーとして生きていくことを決意。 2018年現在地域おこし協力隊として働きながらパフォーマーとして生きていいく道を模索中。 詳しいプロフィールや出演依頼などはメニューから各項目を参照ください。