こんにちは、高知県・四万十町在住 地域密着型パフォーマー 松葉川健一です。
私事ですが、(このブログは私事ぐらいしか扱いませんが・・・)
2019年9月13日にこどもが産まれました!
今日は、こどもが産まれた時の感想なんかと、地域パフォーマーと我が子についてだらだらと書いてみようと思います。
無事に自然分娩を立会出産
初産は遅れる、とよく言われていますが
僕の妻も例外でなく、予定日から1週間ほど陣痛がこず、明日陣痛がこなければ陣痛促進剤をうつ、という所まで来ていました。
この陣痛促進剤、というのは僕も初めて聞きましたが、子宮の収縮を強める薬のようで、
陣痛を促進できるのですが、子宮の収縮が強く出過ぎた場合、強すぎる収縮のために子宮や産道が裂けてしまうこともあるようです(使わないからといって必ずしも裂けないとは限りません)
ただし、あまりにもお腹のこどもが大きくなりすぎると、出てくるのが難しくなったり、
子宮の大きさとこどもの大きさが合わなくなって様々な問題が出てくる可能性があるので、
僕の妻も、明日には促進剤を打って様子を見よう、というところでしたが、
ちょうど促進剤を打つ日の早朝にに陣痛がきて、6時間ほどかけて自然分娩で産まれてくれました。
僕はその前日から高松にサーカスの滞在制作に入っていて、どうなるか微妙な状態ではあったのですが、
早朝連絡を受けて、すぐに高知に向かうことで、だいたい3時間ほどで病院に到着し、
無事に出産に立ち会う事が出来ました。
このとき、パフォーマンスの本番ではないにしろ、制作中にも関わらず
快く高知へと送り出してくれた瀬戸内サーカスファクトリーには感謝の念にたえません。
とにかくホッとした
僕が分娩室に入ってから3時間ほどで産まれたのですが、とにかく産まれた瞬間ホッとしました。
分娩室に入ってからも、1日以上かかる場合もあるということも聞いていましたし、
なかなか出てきてくれなければ、前述の陣痛促進剤や帝王切開の可能性もありましたし、
妻は中学校パソコン部、高校科学部と、あまり体力がある方でもなかったので、
とにかく妻のことが心配で心配で仕方がありませんでした。
かなりの大手術後のような状態の妻も頭の片隅で想像していた僕は、
無事に頭が出てきて、身体が出てくるまえに産声をあげた我が子と
思ったよりもずっと顔色の悪くない妻を見て本当にホッとして、
こどもの体重などの情報を教えてもらう時には、泣くのを我慢出来なくなってしまって、
我が子を抱いて両母親の元に出産直後の報告に行った時もずっと泣いちゃってました。
(泣きつつギリギリ笑顔を撮ってもらった写真)
パフォーマーと我が子
ところで、なんとなくパフォーマー・大道芸人というと我が子とは縁遠いようなイメージがあるように思います。
どうしても出演で家を空けることは多くなるし、(特に女性の場合は)こどもがいることが芸の邪魔になるような考え方があるようで、
こどもがいても隠している方も何人か知っています。
しかし、僕が今いる四国に本格的に居を構えているパフォーマーさんはこどもがいる人が多くいます。
同時に、僕が教えてもらったフランス人のサーカスアーティストは、こどもがいることを公言してはばからない人ばかりです。
フランスなどのヨーロッパでは「文化の地方分権」とでも言う考え方があって、
地方の都市に住んでいるサーカスアーティストも多くいるとのことで、
こどもがいることを公言してはばからない雰囲気も、その「文化の地方分権」から醸造されたように思います。
日本、四国で「文化の地方分権」が進んでいるとは到底思えませんが、
僕は知り合いのパフォーマーさんが多く地方に住み、こどもを持ちながらパフォーマーを生業として名乗っていることが、ひとつ希望のように思っていました。
今回、僕もその流れへと合流出来るように、アーティスト・パフォーマーをずっと名乗っていきたいと思っています。
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