四万十町が誇る、かぐわしき幻の米「十和錦」

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こんにちは

四万十町在住パフォーマーの松葉川健一です。

四万十町は本当に一次産業が盛んで、農産物も魚も、それを使った加工品も絶品ですが

実はお米も他にはない特徴を持つモノがあって

地元の人に聞いてみると、

ネットにはあまり乗っていない面白いことがわかったのでご紹介します。

 

僕の毎日食べているお米

僕は移住してからというものの、四万十町が地元のフィアンセの

祖父母夫婦が自分の田んぼで作っている、余ったお米を頂いてそれを毎日食べています。

これがなかなか不思議なお米で、電子ジャーで炊いていると半分くらい炊けてきたくらいから

とても美味しそうな、強い香りが漂ってきます。

例えると、(ご飯好きならだいたい皆やっている)炊きたてのお米をいったん混ぜ返して蒸らす、

その混ぜ返している時の香りを2倍くらいにして、若干の香ばしさをプラスした感じです。

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100%で炊いてもおいしい香り米

このお米、地元で「十和錦」もしくは「香り米」と呼ばれているお米です。

香り米と呼ばれるお米は、この四万十町の米以外にもいくつかあるようですが

基本的には普通のコシヒカリなりに10%~20%混ぜて使うことで香りを増す用途が一般的なようで、

十和錦のように100%香り米のみで炊く例は少ないようです。

僕はこれを100%で毎日食べていますが、香りがきつすぎると思う事もありませんし、味も申し分ありません。

(もちろんご飯の香り自体が気に入らない方にはオススメできませんが)

地元では100%で炊くことがよくある珍しい香り米と言えます。

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なぜ幻なのか

僕を初めとした地元の一部の人には、毎日食べるお米として親しまれている十和錦

実は正式な品種名ではなくて、通称ということになっています。

普通、お米の品種は試験場などで改良が重ねられて、品種として登録されて保護されているのですが

十和錦はもともと地元の農家さんが大きく変わった苗を自力で見つけて、

それが農家さん同士のつながりで広まった品種なので、他の品種のような原種の特定が出来ません

そこで、例えばコシヒカリのようにデカデカとした銘柄の表示が出来ず

「一部未証明米」という表示をしなければなりません。

 

表示の関係で隠れているお米

そのため、商品化するときに「十和錦」と袋には書かずに

四万十町の産地に帰属した総称である「仁井田米」を全面に表示し

「香り米入り」という説明にのみしか表示がありません(十和錦の表示は基本的にない)。

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そのため、地元で自分が農業をやっている方か、僕のように地元の方とつながりがあってお米を買ったりいただいたり出来る人か

偶然「十和錦」という名前を知った人ぐらいしかその存在と100%で炊いてもおいしいことをしりません。

そのことから「幻のお米」なんて呼ばれています。

通販なんかでも100%で売っている所は少ないようですが、全く無いわけでもないよう

四万十町にある道の駅あぐり窪川道の駅四万十大正あたりには普通に売っているようなので

ぜひ、四万十町にお越しの際はチェックしてみてくださいね

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

四万十町在住パフォーマー 大学卒業後製紙会社に勤めていたが、移住を機に地域に根を張るパフォーマーとして生きていくことを決意。 2018年現在地域おこし協力隊として働きながらパフォーマーとして生きていいく道を模索中。 詳しいプロフィールや出演依頼などはメニューから各項目を参照ください。