2017年1月25日に行われた
高知大学奇術部 Trick or Treatの 1回生ステージを見てきた
このステージは毎年トリトリの1年生がこの時期に行っているステージで
始めて、1年生の演者だけで1つのステージを作り上げる、トリトリにおける第一関門みたいな感じだ
今回の1回生ステージの感想はひとまず置いといて
このステージの歴史とその意義みたいのをつらつら書いてみようと思う
今年で10年目、8期生からで生まれたステージ
今のトリトリでは、1回生ステージは恒例行事として成立しているようで、とても好ましいと思っているんだけど
僕の1つ上の代が2007年(2006年度)から始めたイベントだ
僕がトリトリでは9期生なので、8期生が始めたということになる
元々の企画は1年生の演目発表の延長線上のようなイベントとして考えていたようで
実際に、まずステージに一般客を入れるか入れないかの論議から始まったと聞いている
時期も最初は10月-11月ごろを予定していたようだけど、学園祭やマジシャンズパーティーのリハーサルなどと時期が被ったため
一度決まりかけたのを崩すような論議の末に、マジパが終わった後の1月中旬から2月初旬という日程になったようである
時期は当たったのではないか
マジシャンズパーティから約1か月しか時間がないことになるが
この時期を逃すと、テスト期間やその後の卒業に向けたイベントが多くなるので、ここにするしかない
しかし、逆に、マジシャンズパーティーという部を上げたステージを裏方として経験しながら
それも踏まえて、自分たちのステージを作り上げていくことになるので
しんどいのは否定しないけど、力にはなる時期設定になっていると思う
また、なんだかんだ言って、先輩がステージに立っているのを見ていると
自分もステージに立ちたいというモチベーションがかなり高まるので
システムとして継続しやすい時期設定だったんだと思う
教える前に2つの立場を経験できる
僕の1つ前の代から、今年度までのトリトリは1年に3つの学外公園を行ってきた
6月-7月に行う 2回生ステージ
11-12月に行う マジシャンズパーティー
翌1月に行う 1回生ステージ
の3つだ
トリトリに入った1年生は、クロースアップマジックやステージマジックやジャグリングを練習しながら
まず、6月の2回生ステージに裏方として参加してステージを体験することになる
その時は、2回生がメインになって、1年生を裏方として使ってステージを作り上げるわけだけど
僕の前の代以前(7期生以前)の2年生というのは、1回生ステージを行っていなかったわけなので
演者としてステージに立つ経験をしないまま、2回生ステージを作ることになる
軋轢を生みにくいはず
その点、1回生ステージを行っていた場合は
裏方と演者とどちらの立場でもステージを経験しているので
1回生に対する指導がよりスムーズになって、軋轢を生みにくいと思う
裏方として演者である先輩の指示が理不尽なように感じていた部員も
自分が演者になった途端に同じような高圧的な指示を出してしまうことは少なくない
それが、1回生ステージという同期同士のステージで緩和していればよいが
2回生ステージで出てしまった場合は、1回生と2回生の軋轢となって、負の連鎖を生み出しやすい
ステージがあることの意義
また、地方の奇術部が創始メンバーが卒業した後に、ジャグリング部化し
そのままなくなってしまうという傾向はよく見られるみたいだけど
トリトリがなんとか18-19年くらいの歴史を維持できているのは、このステージの存在が大きいと思う
なんだかんだ言っても、学外発表の機会がないことには、パフォーマンスのレベルが上がりにくい
それまで、なんとはなしに参加していた部員も
マジシャンズパーティーに感化されて、1回生ステージを成し遂げて、ステージの楽しさを知ることが出来れば
それが2年後に新たなマジシャンズパーティーにつながっていく
このループを作り出しことは、高知大奇術部の存続ということに対して大きな意味があっただろうと思う
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