最近哲学に興味が出てきて、「科学哲学」という言葉に惹かれて読んでみた本
科学哲学の冒険 サイエンスの目的と方法をさぐる 戸田山和久 著
[amazonjs asin=”4140910224″ locale=”JP” title=”科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法をさぐる (NHKブックス)”]科学とはなんなのか?を哲学する
科学については大きく興味があって、サイエンスコミュニケーションも大好きなので
そっちを手がかりに哲学へ近道しちゃおう、ということで読んだんだけど
まー難しい
科学、という事象自体の意味はどんなものなのか?というテーマを
リケジョのリカちゃんと哲学青年のテツオくんとセンセイ(著者の分身)が議論する形で話が展開する
多分僕はこの著者があんまり好きじゃないんだろう
東京大学に理系で入って文転した著者が書いていて
リカちゃん=科学的 テツオくん=哲学的 センセイ=科学哲学
といった感じで、一般に対立関係だと思われている、科学と哲学を対話でつないでいくって構造をしているんだけど
割と気持ち悪い
対話形式と構造的なモノはよく一致してるんだけど
対話が、リカちゃんもテツオくんも著者の一部って感じが強すぎて
2人がケンカ腰で論議しているはずの文章なんだけど、1人が話してるような感じがしちゃう
最終的にリカちゃんとテツオくんは交際しだして
最後、寒い大学キャンパス内を、リカちゃんとテツオくんが1つのマフラーを2人でして、リア充ムードを出して去っていくところで終わるんだけど
私にはリカとテツオのクビに渡されたマフラーが、科学と哲学をつなぐ架け橋のように見えた。
(科学哲学の冒険 より)
軽く鳥肌が立った、この著者はリア充に憧れでも持っているのか?
それともよっぽどいいお相手とめぐりあっているのか
普通に新書みたいな本を書いたほうがいいんじゃないだろうか
別の本を読むきっかけになった
対話形式が気持ち悪かっただけで、理解しやすいとこはたくさんあったし
この人は哲学入門って本も出しているようなので、今度はそっちを読んでみようかしら
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あと、表象って考え方が、moimoimoiで感じていた言語とかの問題と重なる部分が多そうだったから
表象って言葉をメインに哲学の本をあさってみるかなー
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