増え続けるwikipediaにもならない漫画たち
最近は「マンガアプリ」という携帯でマンガが読めるアプリがある
条件(1日に4話分とか、何時間とか)次第では、無料でマンガが読めてしまうサービスだ
僕が使っているアプリは「マンガワン」というやつだけど
これは、裏サンデーというウェブコミックで連載している作品(これも条件次第では無料)を同じように掲載するのと
サンデーの人気作品を期間限定で掲載したり、あたかも連載してるかのようにちょい出しで扱ったりしている
裏サンデーに連載している作家は「ワンパンマン」を書いているONEさんや
ポケモンで炎上したことで有名な岡部閏さんなど
主に個人でネットマンガを書いていた作家さんで
そういう同人的ともアングラ的とも言える作家さんの作品がメディアの力で世に出ているような感じだ
出版社が作家さんや作品の情報やコミックの販売を担保してくれるわけではない状態なので
ネットのみでコミックにもならないで連載終了する作品もあって、その玉石混合具合がおもしろい
[amazonjs asin=”4091278191″ locale=”JP” title=”モブサイコ100 15 (裏少年サンデーコミックス)”]僕が唯一課金させられる漫画「堕天作戦」
だから、新聞を流し読みするように、色々な漫画をダラダラと読んでいき、面白いのがあったらフォローする感じだ
マンガワンは最近方式を変えて、課金すれば1週先の話を先読み出来るようなシステムになったんだけど
基本的にわざわざ課金してまで読むことはない
しかし、唯一堕天作戦だけは課金してしまった
というのも、この漫画メチャクチャ面白いんだけど、更新が月一なのだ
月一の更新をまだかまだかと楽しみにしているときにシステム更新があって
最新話を読むためには「先読み」を使わなければならなくなったので
無料だと2月空くことになる、どうにも我慢できなくなった
それくらいこの漫画だけは別格で好きだ
[amazonjs asin=”4091266800″ locale=”JP” title=”堕天作戦 1 (裏少年サンデーコミックス)”]3巻の主人公は幼体成熟
全体の世界感なんかは前記事に書いたので割愛するけど
FF6の世界をもうちょっとリアルにした感じだと思って貰ったらいいと思う
魔力を持つ魔人と機械文明を持つ人間が戦争をしていて、でも戦争が長期化しすぎてどちらも一枚岩ではいられなくなった世界
全体の主人公は「アンダー」という名前の不死身人間なんだけど
3巻の主人公は魔人側の幼体成熟「ボルカ」だ
幼体成熟はSF的象徴
この世界の幼体成熟は、年を取っても大人にならない
魔力が成熟しているから「幼体成熟」と呼ばれているけど
寿命が短く、生殖能力がない
まるで「スカイクロラ」のキルドレのようだ
スカイクロラでは、若いまま死なないキルドレは戦争のための道具として機能していたけど
それは逆に、今の情報に囲まれて生きている実感のない若者の生き写しのようだった
堕天作戦のボルカも同じように残すものも実感もなく、刹那的な人生だからこそ
何かを変えようと身体を犠牲にした戦法で「雷撃将」と呼ばれる強さを得る
SF的な設定で細かい心理描写をしていくことで、退廃的な世界感や構造を表現していくのは見事としかいいようがない
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