最近仕事と介護の勉強で読書から遠ざかっていたんだけど
少しずつ読みやすい本からリハビリ中
今回は基本的に気になっているんだけど、本は読んでなかった人の本を読んだ
[amazonjs asin=”4062141213″ locale=”JP” title=”江原啓之 本音発言”]江原啓之 本音発言
スピリチュアルブームの中心
江原啓之といえば、「オーラの泉」だろう
僕が信仰する美輪明宏さまと共に、芸能人の前世やオーラの色などをキーにして
スピリチュアルという一種の哲学のようなモノを土台にした助言を行っていたのイメージがとても強い
この本が出たのは2007年ということで
ブームに便乗して、週刊誌なんかにバッシング記事が出ていた頃の本
そのバッシングに対して、どういう思いを持っていたのか?ということにはじまって
当時の社会のいろいろな事を、スピリチュアルという考えから説いていく
インタビュワーが結構頑張ってる
この本は江原さんとインタビュアーの対談という形式を取っているんだけど
このインタビュワーが「江原啓之についてもインチキくさい人物と認識している」男性記者ということで
結構ズケズケと質問していく
はっきり言うと、僕はこのインタビュワーが嫌いだ
当時40代ということだけど、いかにも会社員の鏡という感じで
メンタルモデルが古くさいて、江原さんのいう「物質主義者」だ
でも、だからこそ、それを温厚な口調でビシビシ喝破していく江原さんの論が面白い
まさにスイカに塩パターンだ
スピリチュアルは骨組み
そんなこの本の中で、「あ、これいいな」と思ったの下記の部分だ
そんなことは言ってません。建物に例えるなら、スピリチュアリズムは構造の部分。骨組みをしっかり造るというのは安全な家を建てるために不可欠ですよね。その上で建物全体をデザインする建築家がいる。キリスト教や仏教などの宗教は、そのデザインの部分だと考えていただければわかりやすいと思います。
(江原啓之 本音発言より)
これは非常にわかりやすい。僕が美輪明宏さまを好きなのも似たような理屈で
美輪さんは骨組みの部分の発言をしているな、と思う
団塊世代の功罪を指摘している
あと、団塊世代の功罪について言及している章があって
なかなか今風だなぁ、と思った
2017年の今はもう、「団塊世代=クズ」みたいな風潮がツイッターなんかで回ってきているけど
2007年はそこまで、若い世代からの団塊世代への嫌悪感みたいのはなかったような気がする
それを物質主義が強すぎて、誰にも相手にされなくなったりしますよーってこの時点でハッキリと言ってるのは
かなり先見の明があるように思う。まぁ2007年の僕は部屋にネットもつないでなかったし、僕が情弱なだけかもだけど
現在の江原さんをみかけて
江原さんは一時期テレビには出ないようにしていたようなんだけど
最近またコメンテーターとしてよくテレビに出ていて
なかなか鋭い指摘をしているようだ
2007年の時点では、そこまで鋭くないような雰囲気を出していたけど
本を読むとそうでもないのがわかる
ものごしはとても柔らかではあるし、オーラの泉では美輪さんがいたからやたら丁寧になっていただけで
江原さんはこの頃から言うべきことはビシっと言うような人のようだ
他の江原さんの本も読んでみよーかなー
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