根暗な地域おこし協力隊がしている工夫 目的を無理やりでも作る

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こんにちは

高知、四万十町在住パフォーマーの松葉川健一です。

 

今回は僕が地域おこし協力隊として活動する際に意識してやってみて、有効だと思ったことを書いてみます。

基本的に「中学の時イケてないグループに属していた芸人」である僕のひがみみたいのが出そうですが

それは悪しからず。

 

僕は結構根暗です。

僕は自分でいうのもなんですが、結構根暗です

具体的に言ってみると、

・基本的にもともとの興味の幅が狭い

・興味がない話題に興味を持っているフリができない

・頭の回転が遅いので即座にうまい返しができない

・いたたまれない空気の中に誰かといることを恐れている

ここらへんに分解できると思います。

2018年現在でいうところの「パリピ」とか「ウェイ系」とか分類される人たちを相手にすることはできませんし、

「意識高い系」と言われる人たちの空気間は正直苦手です。

 

根暗に地域おこし協力隊ができるのか?

ここで、僕が所属する四万十町の地域おこし協力隊のHPを見ていただきたいです。

http://shimantocho-chiikiokoshi.jp/

かなりうすーくですが、意識高い系の空気間が感じられるHPだと思います。

実際の地域おこし協力隊は、人によって千差万別で本当に色々な人がいるんですが、

このうすーく意識高い系という感じは、大多数の人から地域おこし協力隊に求められているもののように思います。

僕は募集に応募する際にこのHPを見て、「ひえぇ、僕この感じになれるかしら?」と心の中で平伏したものですが、

実際は半年間やってみて、なんとかなっております。

本当に人としゃべること自体が嫌な人は別として

僕のように「頭の回転が遅いからうまい返しができない」というタイプの根暗は

(もちろん地域にもよりますが)活動時にちょっとした工夫をすることで、

あるていど地域へ入り込む難易度が下がるように思います。

 

無理やりにでも目的を設定します

その工夫は「人と関わる場合は無理やりにでも目的を設定する」ということです。例えば・・・

地域おこし協力隊の活動はいろいろですが、僕がやっているような「ある地域を設定されてのフリーエージェント型」

とでもいうような活動をしていると(全国的にも一定数この形の協力隊がいるそうですが)たまにあるんですが、

「今のところこの人と何かしらのプロジェクトをやる予定はないんだけど、今後のために挨拶しておきたい」

ということが結構よくあります(特に活動初期)。

そういうときに根明であれば、なにも準備しないで会いにいっても

持前の頭の回転の速さでたくさんの話題を提供して、相手をいい気持ちにしながらご挨拶ができますが、

僕のような人間だと、その場の情報で話題を構築するのは難しいので、

会話がうまく続かない、楽しく会話できない、と怪しいハウツー本の文句のような状況になってしまう可能性が高いです。

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建設的なイメージで攻める

そこで、会う前に無理やりにでも目的を設定します。

それは決して大きなプロジェクトじゃなくてもかまいません、むしろ小さなことのほうが相手もやりやすいはずです。

僕の場合は、その土地の歴史や、イベントの日程や由来なんかを聞くことが多かったですね。

だいたいそういう風に会っておきたい方というのは、地域の有力者だったり、自分のプロジェクトを持っていたり

地域に絡めれば今絶対に必要というわけでなければ、聞くべきことが必ずあると思います。

それを一つ設定しておくだけで、話が弾む可能性はかなりあがります。

僕の経験上「身構えない状態で自分のフィールドの話題を話したい」という欲求は、結構誰にでもありそうです。

この話題は地域おこし協力隊としての活動にかなり有益な情報がもらえます。

話が弾んだ結果として、地域の重要なイベントや地域の隠れた観光資源なんかを教えてもらえた例は数知れません。

さらにいえば、僕自身に建設的なイメージを持ってもらうことが出来ます。

 

できる範囲からはじめること

僕のような根暗の人間は、どちらかというと考えすぎる傾向があるので、

いい意味で言えば完ぺき主義ですが、ある程度豪華に形になったものを作らなければ、

他の人に提案するのをためらってしまうクセを持っていることが多いです。

特にネットの登場以降、答えが出ていることが当たり前、クオリティが高いことが当たり前のような情報環境になっているので、

若い世代ほどその強迫観念にがんじがらめになって身動きが取れなくなることが多いように思います。

僕も以前は完ぺきなものを持っていくか、もしくは根明よろしく無防備状態で自分の頭の回転一つでやりきるべき

という二者択一にとらわれてしまうことがよくありました。

しかし今は、結局のところ、自分のできる範囲からはじめていくしか方法はないと感じています。

 

根暗には根暗の戦う領域がある

準備していくことと、その場で答えを出していくこと

そのバランスをとるのは、根明よりも根暗のほうがやりやすいと思います。

頭の回転が速い人は、その場の機転で物事を処理したほうがエネルギーが少なくてすみますので、

なかなか準備していくほうになびくのは難しいと思います。

速い頭の回転で作られた物事はその分鮮度が落ちやすく、結果として後まで残らない無駄打ちのようになることが

原理的に多いと思われます。

僕は運悪く頭の回転がそこまで速くないので、その場の情報で楽しく会話を構築したり

ポンポンと斬新なアイデアを出していくことはできませんが、

自分のスタンスにおけるバランス感覚を意識することで、

確実に土を重ねていくように、樹木が年輪を重ねていくように、

長く残るものを構築していくことが出来ると信じています。

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

四万十町在住パフォーマー 大学卒業後製紙会社に勤めていたが、移住を機に地域に根を張るパフォーマーとして生きていくことを決意。 2018年現在地域おこし協力隊として働きながらパフォーマーとして生きていいく道を模索中。 詳しいプロフィールや出演依頼などはメニューから各項目を参照ください。