こんにちは、高知県・四万十町在住 地域密着型パフォーマー 松葉川健一です。
先日記事にもしましたが、先月こどもが産まれました。
妻と2人で徐々にこどもがいる生活に慣れていっているところですが、
育児、特に新生児育児は、主婦業から抜いた方がいいんじゃないか?となんとなく思ったので、
そんなことをつらつらと書いていきます。
新生児育児、3時間ごとに1回、不定期に10回
恥ずかしながらこどもが産まれるまで知らなかったのですが、新生児は3時間ごとに授乳を行う必要があります。
まだ胃袋がちいさい赤ちゃんは、飲んだものをお腹に溜めることはできないので、
だいたい3時間くらいでお腹がすいて、泣くことで僕らに空腹を教えてくれます。
文字にするとさらっと書けますが、これは結構とんでもないことだと思います。
夜に関しては3時間しか寝れないわけで、うちは今のところほぼ母乳で育てていますが、
これがミルクを作るとなると、その段取りも含めると3時間スパンで動けるのは2時間ほどになってしまいます。
さらに、授乳だけではなく、オムツ替えを1日に10回くらいすることになります。
オムツが汚れると泣いてくれるので、そこでオムツを替えますが、これが本当にタイミングが読めないです。
1回替えた直後にすぐ汚すこともあるので、そういうときは結構な徒労感も味わうことになります。
さらにまた、お風呂を1日に1回入れるので、その1スパン3時間はほとんどをお世話に使うことになります。
我が家の分担
僕としては「こんな状態でご飯も洗濯も掃除も家の事を全部やったら、精神が持たない」と思ったので、
ご飯の準備と洗濯と掃除はだいた僕がやっています。
ご飯については、幸いながら僕は10年にわたる一人暮らしの中で料理が好きになっており、
妻はその間の6年ほどは実家の軽い手伝いしかしてなかったので、
総合的に段取りする力は僕のほうが断然高くて、こどもが産まれる前も僕がほとんど作っていたので問題なくいけました。
もちろん、僕は昼間地域おこし協力隊の業務に従事しているので逐一レストランのように上げ膳据え膳しているわけではありませんが、
朝と夜は僕が主体になって作りつつ、夜に煮物などの作り置き系を多めに作っておくことで、
たいした作業量なく妻が昼ご飯を食べれるように段取りしています。
洗濯は夜にして干しておいて、雨の時取り込むのは妻にやってもらっています。掃除はクイックルワイパーと箒で見かけたらしています。
(ある日の晩ご飯、このときは100%僕が作りました)
主婦業から新生児育児は抜くべきじゃない?
上記の新生児のお世話は作業量もすごいですが、精神的に落ち着く時間がなかなか取りにくいように思います。
主婦業という言葉を検索すると「結婚した女性などが行う、育児や家事全般」とあり、
一昔前はこれらを全部妻一人でやるのが当たり前のようなメンタルモデルがありましたが、
家事全般に新生児育児を入れると、一人では正直オーバーワークだと思います。
このメンタルモデルは、サザエさんのような大家族で祖母が同居している状況で出来た価値観で、
核家族化が進んだ時代に、高度経済成長を背景にベビーシッターなどの存在でギリギリ保たれたものが、
経済成長の終わりと企業複合帝国の衰退とともに破綻してきているものだと思います。
それを意識せずに、新生児育児と家事全般を「主婦業」として妻一人がやるのが当たり前という状態で接していたら
妻の精神がどんどん削られて、「こどものために」という所だけをよりどころに、夫がないがしろになっていくのは当たり前で、
そういう所から、後々の夫婦間の関係の亀裂が入っていっているような気がします。
うちの場合は、家事全般を僕が担当、育児を妻が担当しつつ、可能な範囲で作業を融通していて
僕の苦手な卵焼き、唐揚げ、魚の塩焼きあたりを余裕のありそうな時に作って貰ったり、
妻が精神的に余裕がなさそうだったり、何か別のことをしたい時はオムツ替えは僕がやります。
夫は早めに手を打つべきじゃない?
うちのやり方は、僕が料理が好きなことと、
今現在四万十町の地域おこし協力隊でしっかりと定時に帰れているおかげで成り立っているものではあります。
でも、家事全般と新生児育児の作業量は日本中どこでも変わりません。
「疲れていても次の日ちゃんと起きるために床で寝ている」と公言している、公私ともに認めるハードワーカーの落合陽一さんは
お母さんをうちに召喚して、妻の負担を補っているそうです。
結婚しておこさんをお考えの男性の方は、こづくり、妊活とともに、なにかしらの手を打っておくべきだと思います。
花まる学習会の高濱正伸さんが、「お母さんがニコニコしているかが、こどもにとって重要」ということを仰っていましたが、僕はそれに賛同します。
こどもが産まれて松葉川に移住してきて、
周りの方は本当に一穂さん(我が子)のことを宝のように扱ってくれます。僕も宝物だと思います。
宝物を守るために、まずお母さんが身体的にも精神的にも健康な状態でいるのが一番だと、こどもができて、日々あらためて思っています。
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