教養力
世界一受けたい授業なんかの常連だった斉藤孝の本を初めて読んでみた
[amazonjs asin=”B019CID4L2″ locale=”JP” title=”教養力”]教養力 心を支え、背骨になる力 斉藤孝
この先生は「声に出して読みたい日本語」っていう著書なんかが有名で
[amazonjs asin=”4794210493″ locale=”JP” title=”声に出して読みたい日本語”]この本が出た少し後に始まった、2002年版の上戸彩が性同一性障害の役で出てた金八先生でも、よくこの本が出ていたので僕も覚えている
3色ボールペンを使った整理術の本なんかも出していて、ビジネス本がメインフィールドなのかと思ったりもするけど
[amazonjs asin=”4047041351″ locale=”JP” title=”三色ボールペン情報活用術 (角川oneテーマ21 (B-43))”]本人は教育学者らしく、大人こそ古典を読むべきという「教養主義」を掲げているらしい
身体感覚と教養がうまくからんでいる
最近僕が好きな「身体」についての感覚と、文章を読んでそれを血肉にしていく教養という感覚を
複雑なままうまく表現していて、あまりにもそれがうまいので逆に説明しにくい
「教養の身に付け方」は結構深い内容が複雑にからんでいるはずなんだけど、それを感じさせないので、スラスラと読めてしまう
内容も多岐にわたっていて、これがメインかなーってまとめることも出来ないし
なにより、「うまく引用できることが教養の第一歩」みたいな事が書いてあるので、ちゃんと読んでいることを証明するために引用がしにくい
というより、引用をして説明していくといつまでたっても終わらせることが出来ない気がする
ロマンロランを読んでみようかな
教養を身につけることで、人生でつまずいた時なんかにそれを思い出すことで、心を病まなくて済む
というような事がちょくちょく書いてあるんだけど
僕も少ないながらも作品を見て、このフレーズはことあるごとに思い出すなってフレーズがある
それが「人は概ね自分で思うほど幸福でも不幸でもない。肝心なのは望んだり生きたりすることに飽きないことだそうだ」というセリフだ
これは、僕の大好きな押井守監督作品である攻殻機動隊2「イノセンス」の中のセリフで
[amazonjs asin=”B0018BL6SU” locale=”JP” title=”イノセンス アブソリュート・エディション Blu-ray”]このセリフ自体も引用で元はロマンロランの「ジャンクリストフ」という長編小説からの引用らしい
[amazonjs asin=”4002010708″ locale=”JP” title=”ジャン・クリストフ 全4冊 (岩波文庫)”]このジャンクリストフは日本語でいう「教養小説」というジャンルにあるらしく
僕はこれを読んでみようという気になっている
引っかかるところがあるかも
教養というものがどんどん衰退してしまって、薄っぺらい日本人が増えてしまった一方で
教養がないことへの危機感を覚える若い世代も増えているということも書いてあるし
この本は教養ということに関わる事例をたくさん示してくれているので
僕よりも若い人であっても、僕で言うところの「ロマンロラン」のように何かしら引っかかるところがあるのではないかと思う
まぁ読みやすいので、読んで頂けたらってとこで・・・
コメントを残す