四国高知県、四万十町在住のパフォーマー松葉川健一のついてのプロフィールや
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こんにちは、四万十町在住パフォーマーの松葉川健一です。
今回は5月11日と6月7日の2回行ってみた鈴ヶ森登山について書いてみようと思います。
この鈴ヶ森、標高は1054mと空気が薄くなるほどの高さではありませんが、
なめてかかると大変な目に合いそうなルートで、なかなか苦労しました。
実際に登ってみたレポートはあまりネットに上がっていないようなので、
これから登ってみようという人のお役に、少しでも立てればと思って書いてみます。
鈴ヶ森登山とは?
鈴ヶ森は四万十町の北端に位置し中土佐町と梼原町との境目のあたりにあります。
松葉川温泉からこの鈴ヶ森までを結ぶ一帯は松葉川山と呼ばれ
ほぼすべてが国有林の比較的植生の豊かな森が広がっており。
その無数にある散策コースの中で、山頂である鈴ヶ森を目指すルートのことを鈴ヶ森登山と呼んでいます。
(上記地図は森下嘉晴氏の絵地図です。)
スタート地点
スタート地点は春分峠という場所です。
この春分峠はちょうど四万十町と梼原町の境目に位置しており、
松葉川温泉から車で梼原方面に約30分、最後の10分くらいは未舗装の道を走ります。
遠回りになりますが、四万十大正から梼原に抜ける道を使うと未舗装の道を通らないで済みます。
松葉川から行く場合は四駆の軽自動車なんかがベストだと思いますが、
古くなってエンジンのパワーが落ちている車で行くと本当に危ないので注意してください。
多くの巨木の横を通る林道
道はつねに木のトンネルを通っており、道端には巨木が多く見られます。
写真のアカガシは比較的序盤に登場する巨木ですが、アカガシの木にいろいろな種類の木が融合して共生しています。
山頂は幾多のアップダウンと難所を乗り越えた先にあり、
体力に自信のある人でもその達成感は大きなものになると思います。
足元注意
道のりはアップダウンが激しく、時期にもよりますが基本的に落ち葉の絨毯になっています。
非常にすべりやすくなっており、晴れが続いている万全の状態でも、普通の運動靴では確実に転びます。
僕は基本的に山を歩くときはスパイク地下足袋をはきますが、それでも少しすべりました。
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上記は僕の1回目の鈴ヶ森登山の時のGPCアプリによるトラッキングデータですが、
画像下の方のグラフをご覧ください。
アップダウンが続くコースなのでデコボコしていますが、
特に2.8km地点と11.2km地点のあたりが大きな谷のようになっているのがわかると思います。
ここがこの登山の最大の難所で、一気に200mほど登ります。
急すぎるので木の間にロープが張ってあり、それを持ちながら進みます。
軍手でもかまわないので手袋を持って行ったほうが無難だと思います。
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僕は今回四万十町の地域おこし協力隊として登山するのに、下見と本番と2回登山しました。
1回目は一人で登って、行2時間15分、帰3時間
2回目は女性も含めた複数人で登って、行3時間半、帰り3時間でした。
いずれにしても余裕をもって歩けば確実に往復6時間はかかります。
高知県の地域観光課が作っている「えい山歩記」の鈴ヶ森のページには
往復4時間という表記がありますが、片道4時間の間違いだと思われます。
これだけの時間を歩いていると、どうしてもエネルギーをたくさん使うので
途中で水分補給とエネルギー補給をしなければ確実にシャリバテになります。
(シャリバテ=エネルギー消費による低血糖症のこと。)
弁当と水分2L程度の持参はもちろんのこと
飴玉やチョコレートのような簡単にエネルギー補給のできる食品の持参をお勧めします。
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基本的に尾根伝いに山を登っていくことになるので、道はわかりやすいのですが、
林の中を通ることも多く、いくつか林業の作業道へとつながる分かれ道があります。
そこで間違ったほうに行ってしまうと、山頂にたどり着かなかったり、
車が停めてある出口へ戻れなかったりするので、
GPSアプリなどでトラッキングしながら登山することをお勧めします。
スマートフォンのGPSは基本的に電波がなくても使用可能になっています。
鈴ヶ森への道も電波がなくなるゾーンが多数あるので、
あらかじめ地図をダウンロードできるアプリを使って、機内モードでも地図が表示されるのを確認してから登山することをお勧めします。
森は基本的には・・・
レポートをするつもりが、注意ばかりになってしまいましたが、
しっかりと準備をしていけば基本的に森は優しいです。
僕は一人で登山した帰りは結構疲れ果てていて、何回も休憩をしながら下山したのですが、
そのときのふと立ち止まったときの森の中の風は本当に涼しくて優しかったです。
そこでのんびりと座ったり寝転がったりしながら休憩していたときに
ガッガッガッと小気味よい音を立てながら、イノシシが横切っていくのに遭遇しました。
木は移動が出来ない種族なので、難百年と生きている巨木はおかれた場所で頑張っていく気概を持っているようで
それでいて、巨木にならなかった木たちのことも覚えているのだと思います。
森を尊敬する気持ちを持っていれば、木も森も基本的には優しいのだと思います。
複数人でいきませう
一人で行くのはそれはそれで、神聖な気持ちになれてよかったのですが、
改めて協力隊の仲間と行った時は、疲れが半減したような気がしました。
やっぱり仲間がいると心強いし、感動や気持ちや飴を分け合うこともできます。
遭難する可能性も下がるし、なにより楽しかったですね。
前述のとおり、結構険しい山で遭難の危険性もある山なので、
仲間と一緒に計画を立てて、のんびりと登山することをお勧めします。
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